16.自律訓練法の効能1
2021.02.25
16.自律訓練法の効能1
六本松に2021年6月1日から心療内科のクリニックを開設させて頂きます、松原慎と申します。
先日、不安によるイライラや動悸を訴える高齢女性を診察しました。
1年程前に診察を始めて、抗不安薬の処方をしました。
それだけでなく、自律訓練法を指導させて頂いたのです。自律訓練法はドイツのシュルツ博士が提唱した、自己催眠を原型としたセルフコントロールの技法です。定式化されているためにとても安全だと言われています。
自律訓練法を指導した後は、その方は、大きな不安に陥ることなくセルフコントロールが可能だったようです。 自律訓練法は、本来であれば8週間ほどのプログラムを組むのですが、彼女には、私は外来でざっとお教えしただけでした。
それでも結構効果があることが分かりました。
この一部は、第43回自律訓練学会でも発表致しました(本人および病院倫理委員会承認済み)。
その後も自律訓練法を続けてくれており、効果も持続しているのは嬉しいことです。
お薬なしでのセルフコントロールや、減薬に興味がある方はぜひご相談下さい。
院長は自律訓練法認定医です。ですので、当院では、医師および心理士から自律訓練法の指導が受けられるようにしていく予定です。