976.二十歳過ぎればただの人
2023.10.15
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
十で神童十五で才人、二十歳過ぎればただの人。
と諺にも言います。
ちょっとくらい賢い所があったとしても、都会に行けば自分より優秀な人や有能な人などごまんといるということを指していると思いますが、最近は二十歳過ぎればただの人、という点も大事なのではないかと思います。
二十歳過ぎた時に無芸大食も問題があるかとは思いますが、一芸を持っていたとしても、ただの人、と言うことではなく、「社会性が重要」と言うことを言っているのではないかと最近は感じています。
要するに、悪口を言って回らないとか、あまり辛辣なことを言って人を傷つけないとか、ミスや不出来のあった同僚や部下をいたずらに攻撃しないように抑制するとか、威圧的に関わらないとか、社会人として対応すべき態度というのがあるのでしょう。
私自身、人格形成にまだまだ修行の必要な人間ですから、今思えば、ちょっと勉強が出来たくらいでも極論を言って人を困らせたりしがちだったなぁと今更ながらに忸怩たる思いが一杯です。
二十歳過ぎればただの人、というのは、成人する頃には、自分より優秀な人は沢山いると認識すること、いたずらに恨みを買ったり摩擦や衝突を起こさないよう、社会性を高めましょう、という意味ではないかなと感じています。