891.聴く
2023.07.23
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
熊という字を覚えるのに、
ム
月
ヒ
ヒ
てんてんてんてん(この行は地方性諸説あり)、
なんてありますが、聴くという字の旧字体はご存じでしょうか。
聽という字になります。祖母から教えてもらったのは、大きな耳の王様が、十四の心を一心にして聴くだったでしょうか。
祖母も私もいい加減なので、通説とちょっと違うかもしれませんが。
聴政、という言葉がありますように、王が政治を行う際には大臣や将軍のアイディアや指摘を良く聴いて舵を取っていたようです。身分が上がっていって責任者になればなるほど、現場からの声をしっかり聴くことが大切になって来ます。
善意で解釈する、の項でも申し上げましたが、そういう指摘を攻撃されたと取るか、自分への助け、アシストであると取るかによって、トップの器が問われています。
どんなことも聴く姿勢で受け容れ、それから善悪や効果を判断していくことが大切かもしれません。