851.二分膝蓋骨
2023.06.13
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
野球の大リーグは、大谷翔平選手という100年後も語り継がれるであろうスーパースターの出現により、日本でも大きな盛り上がりを見せています。
こんなことは、野茂英雄投手の渡米、イチロー選手や松井秀喜選手の打棒からも見られなかったのではないでしょうか。
甘いマスク、高い身長、投手としても打者としても特筆すべきスペック、そして、人なつこくて謙虚な人柄、滅多に外食に行かず厳しい食生活を送るストイックさ、とどこにケチを付けたら良いのか分からない完璧超人です。
そんな大谷翔平選手も生まれながらに完璧かというとそうでない点がありました。二分膝蓋骨という生まれながらに膝のお皿である膝蓋骨が二つに分かれていたのです。人口の2%しかいないとも言われている珍し病気で永らく先天性とも言われてきましたが、成長過程に於いて厳しい走り込みなどをしすぎた可能性も指摘されていて、専門外の私には何が本当かよく分かりません。
とはいえ、大谷選手という完璧に見えるアスリートでもそういった異常があったわけで、人間1つや2つ何か問題を抱えているものだ、ということです。
大事なのは、そういう壁に当たった時も腐らずたゆまず、コツコツとその時に出来ることをやっていくことなのかもしれません。