782.一喜一憂しない
2023.04.06
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
落ち込んでいる状態や、フラッシュバックに苛まれている状態が良くなると、嬉しいものです。
しかし、一方で、すごく喜んでしまうと、マイナスの波が来た時に、やっぱりダメなんじゃないかと、ひどくがっかりしてしまうこともあります。
ご自身にあまりがっかりしてしまうというのは、治療にとっては望ましいことではないのではないかと思っています。
ですので、ご自身の状態に対する受け入れの態度は、一喜一憂しない、というのがお勧めです。
良くなってきても、欣喜雀躍して喜ぶ所まではしない。ああ、少し良くなったなぁで留める。
悪くなった時も、がっかりして落ち込みすぎない。ああ、今日は調子が悪いなぁ、で留める。
あまり、一喜一憂せず、淡々と自分の状態を観察していきます。そして、前稿にあったように、波打ちながら良くなることを想定して、少しでもよく寝て、少しでもしっかり食べていくのが良いのではないかと思います。
治療を続けるためのクライエントのコツとして、一喜一憂しない、というのは頭の隅に置いて頂ければと思います。