728.連戦連敗
2023.02.11
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
建築家の安藤忠雄さんの著書に連戦連敗という本があります。
あまり建築のことは存じ上げないのですが、有名な方なのでみなさんもお名前くらいはご覧になったことがあるかもしれません。
有名で東大でも教鞭を執られた方であれば、さぞ順風満帆な人生だろうなどと想像してみると、実は連戦連敗の人生だったということです。成功者に数えられる方が、連戦連敗とはどういうことなのでしょう?
建築の世界ではコンペ(コンペティション)と言って、設計を競技することがあるようです。
ほとんどが上手くいかず都市などについては提案すら聞いてもらえないことがあるのだと言います。
安藤さんは連戦連敗した時、どう考えていたのでしょうか?
コンペに落ちても、アイディアは残る、と言います。
脳が汗をかくほど絞りに絞って考えたことは、他の機会でも生きるのだそうです。
私自身コンサートなどをやってみますと、反省すべき点を沢山見つけます。でも、一度極限まで自分を追い込んでこそ分かることがあると感じます。コンペティションも同様なのでしょう。世界で勝ち抜くためにアイディアを出し切ることによって、たとえ連戦連敗しても、考えたり耐えたりする能力は上がり、アイディアも出やすくなるのかもしれません。
連戦連敗したとしても、しっかり考えて準備し、次の取り組みにも再考の準備をすること。それに尽きるのではないでしょうか。