618.テクニカルターム
2022.10.14
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
先日、臨床家向けのワークショップで講師を務めさせて頂きました。
最近、自分自身でも、また教える際でも意識しているのは、現在の相談者の状態や状況、また、自分が提供しようとしている介入について、精神医学または心理学的な用語等によって陳述できるかと言うことです。
だだをこねたい気分だ、と言われて、退行が起こっているのだなとか、親の詮索や口出しがうるさい、と言うことに対して、「他人を変えたい」という相談内容なのだなとか、自由に陳述されたクライエントの方の言葉を、瞬時にテクニカルタームで把握し、そして、それに対して適切な介入を適切な方法、タイミングで提供していくことになります。
そういう意味でも、自分自身のしていることを陳述できるというのは一つの客観視の方法なのかなと思います。
これらのことが意識化出来るようになり、面接のやり方が効率的になって来たと思っています。
常にセラピーに於いても進化を意識して、日々の臨床に臨んでいます。