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525.元彼(元カノ)と間欠強化

2022.07.13

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。

 蜜月時代に美しい思い出のある恋人との恋愛は、甘い記憶とともに様々な感傷を惹起します。
 次々と相手が見つかる人は苦労がないかもしれませんが、離別も相手方発信の場合などは想定外に関係が途切れてしまうこともあり、準備がない分、ショックも大きいでしょう。
 素敵な記憶を持っている相手には、もう一度そういうやりとりが出来ないか期待して、LINEやメッセージを送ってみたりするものです。

 しかし、少しお待ち頂ければと思います。

 もしその相手、自分が振った相手であれば、時々、たまに、さみしい時についつい、連絡を取るのは、「間欠強化」となります。
 もし何か嫌なところがあって別々に生きた方が良いと考えて別れたのであれば、間欠強化は最もまずいコミュニケーションとなります。むしろ、毎日連絡する連続強化の方が強化される度合いは少ないです。
 気のないふりして駆け引きしながら時々食事、たまに寝所をともにする、となると、未練が湧いてくるのは間欠強化のなせる技と申せましょう。

 進むべき道を決めた後で、よりを戻す等間欠強化で引きずるのは、望ましい行動とは申せません。

 未練、断ち切れない、等感情的な言葉で陳述するとロマンティックだったり感傷的だったりするものの、スキナー箱のネズミと同じ行動を取っていると分かると、何だかバカバカしくもなります。

 このような助言は常日頃提供させて頂いているのですが、きちんと実行して、元恋人には一切連絡せず、新しい恋人と上手く行く工夫を重ねて下さった方は、幸せになっているようです。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分