464.看護の日
2022.05.13
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
昨日は看護の日だったようです。
ナイチンゲールの誕生日を記念してのことのようです。
メンタルクリニックというと、受付の事務員の方と医師で経営している所が多いようにも思いますが、当院は複数の看護師に働いてもらっています。実際問題、国家資格を有する看護師の方が、一般の事務員よりも、雇用するのにコストは掛かる訳なのですが、それでも当院では看護師に働いてもらっています。
と申しますのも、救いを求めて電話して下さる皆様に、ナイチンゲール精神を持ったスタッフが最初の受け容れを行い、手を差し伸べることが重要だと思っているからです。看護の精神を持ったスタッフが第一声からお電話を承るようにしています。
その他、血圧測定、心電図、採血、予診聴取等、寄り添うだけではなく看護師に必要な業務もしてもらっています。
発達障害のお薬では血圧低下が起こることがあり、受診の度に血圧測定が不可欠です。
また、精神科の薬を内服されているとQT延長といって心電図が延びてしまい、不整脈に陥るリスクがあります。そのため、定期的な心電図が必要な場合があります。
また、リチウムやバルプロ酸、あるいは下剤のマグネシウムなどは血中濃度測定や副作用である肝機能障害や汎血球減少にいち早く気づく必要があり、定期的に採血する必要もあります。
いずれのチェックも必要なものですが、スタッフが脆弱だとなかなか施行できないリスクがあり、当院では看護師の力をフルに活用して、それらをきちんとこなしていくよう努めています。
当院では訓練された看護師が、それらの最前線で皆様を温かくお迎えしています。
看護師が複数活躍しているメンタルクリニックも貴重な存在ではないかと思うので、今後もその特色を活かして、皆様への医療提供に務めて参る所存です。これからもお気軽にご相談頂ければと思います。