442.良き刹那主義
2022.04.22
442.良き刹那主義
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
先日、林修先生の番組を見ていたら、ネガティブなことをサッと切り替えて、とりあえず、今の自分の課題に最大の集中をすることを「良き刹那主義」という言葉で表現されていました。なかなか良い言葉だなと思うのでご紹介したいと思います。
悪しき刹那主義というのは課題から逃げて目をつぶり、例えばポテチを食べながら動画やテレビを見てしまい、単に課題先送りして何も解決しないまま時間だけ浪費するものです。
良き刹那主義とは、悪い結果が得られたとしても(落第や大敗)、そのことは一旦忘れて、次に与えられた仕事や課題に一旦フレッシュな気持ちでしっかりと取り組む、というものです。反省は必要かもしれませんが単にネガティブになっていつまでも落ち込んでいる暇はない、と言ったようなニュアンスだったような気がします。
失敗をやらかしても、何か問題が生じても、いつまでもくよくよしている暇はない。
次の仕事がもらえるのであれば、それはありがたいことであり、それに集中する。それが良き刹那主義になるかと思います。
まあこれも程度問題で、根本的な(構造的とか量的とか)問題が何も解決しないのに次から次へと案件だけが降ってくると言うのも潰れる原因になりますので、自分の力の及ばない構造的な問題や組織的な問題が大きすぎる場合は休職した方が良いかもしれません。ストレス性疾患だと判明すれば診断書をお出しすることも出来るでしょう。
ただ、個人で範囲内のことであれば、やたら落ち込むよりは次へ集中する、と言う意味では、良き刹那主義、と言う態度はかなり良い物になるのかもしれません。