433.ジェノグラム
2022.04.13
433.ジェノグラム
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
予診や問診の際に、家系図を書いていくことがあります。これをジェノグラムと言います。
ジェノグラムは内科や外科でも重要で、遺伝性疾患の家族歴が分かることもあります。メンタルヘルスの世界でももちろん重要です。
虐待が連鎖することもありますし、精神疾患は必ずしも遺伝するとは限りませんが家族集積があることも知られています。
当院では初診の際にジェノグラムを書きながらご家族の様子をうかがうことがあります。
先日、ジェノグラムを書きながらお話を聞いていたら、ふと親が高齢になったことにご自分で気づかれたケースがありました。許そうと思ったかは分かりませんが、単にジェノグラムを書くだけでも色んなことが共有できることがあります。
初診の際にはジェノグラムを書かせて頂きますし、家族背景を思い出したい時にさらっと見直しながら伺うこともあります。そうやって視覚化すると、改めて感じることがあるかもしれませんね。