429.ニュースを見過ぎない
2022.04.09
429.ニュースを見過ぎない
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
戦争にせよ、事故にせよ、事件にせよ、悲しいニュースの多いことです。
ちょっとでも世の中が穏やかになればと思います。
ところで、社会常識を保つためにはニュースに気を配っていなければならないとも言われますが、本当なのでしょうか。
確かに、ウクライナの戦禍であるとか、コロナ禍の影響であるとか何も知らないで行動するのは望ましくないでしょう。
しかし、ニュースというのは、ほとんど悪いニュースです。
たまに、皇族が誕生日になったとか、ノーベル賞を受賞したとか、誰それがメダルを取ったと言われることもありますが、戦争や事件、事故でどれくらい亡くなったとか、重い話題の方が多いように思います。スポーツもアスリートが努力した結果は賞賛されてしかるべきかもしれませんが、スポーツは戦争の代替品としての人類な偉大な発明であって、争いごとの結果を報告しているという点では同じものです。ホモ・サピエンスは競うことが好きです。
ニュースは辛いことがほとんど、と言う観点から、疲れてしまっている時や鬱っぽい時は敢えて入力を遮断したり減らし、あまりニュース等を見過ぎないようにすることをお勧めさせて頂いています。自分のことで手一杯なのに、よそ様のことまで心配する余裕はないからです。
現代は、情報の洪水に溢れている世の中であり、必要な情報もありますが、要らない情報を弁別したり棄却したりするだけでも労力をそがれてしまいます。情報の流入を減らし、心を穏やかにし、自分の身体などと静かに向き合ってみること、それこそが現代人が大切にしたいことなのではないでしょうか。