396.心で起こる体の病
2022.03.08
396.心で起こる体の病
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
故・池見酉次郎教授の著書、心で起こる体の病、という本を古書店から入手しました。
推薦文を慶応の三浦岱栄先生、序文を日野原重明が書いておられます。
まだ、痙性斜頸が心で起こる、とされており、黎明期の研究をまとめているものと判ります。
大腸や胃の攣縮については、後の中公新書「心療内科」に掲載されたものとおそらく同じ物が掲載されていました。
当時の設備で良くここまで精力的に心身医学の研究を押し進めたものだと感心しながら読んでいます。
もちろん、最新の知識にアップデートしながら活用すべきですが、時には古書にほとばしる情熱に触れてみるのも良いものかなと思いました。