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344.自分を癒やすのは自分

2022.01.14

344.自分を癒やすのは自分

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。

 以前、本田圭佑選手がACミランに移籍する際、リトル本田の声を聴いた、という台詞があり、流行ったことがあるように思います。

 自分がそこに行きたいか、そこに居たいか、はリトル自分の声を聴いてみたいものです。

 リトル自分、は、心療内科や精神科にご相談にいらっしゃる方の中には、健全に機能しておられない方が多いような印象です。リトル自分は、虐げられたり、叱られたり、反省中だったり、自己嫌悪中だったりしないでしょうか。

 そういう場合、親が父性や母性を発揮してくれていないこともあるため、親にお願いして優しくしてもらうと言う方法が機能しないことも大半ですし、既に親は亡くなってしまい、おられない方もいます。
 親と機能不全や疎遠になっても、出来ることは、自分の中の優しさや温かさを発揮することです。

 一人二役で、山田花子さんであれば、山田お姉さんとリトル花子ちゃんに分けます。

 抱き枕等をリトル花子ちゃんに見立てて、「花子ちゃんは今日もよく頑張ってるね。お姉さんは知ってるよ。よしよし」等、自分をねぎらいます。

 脳内でやるより、触覚や体温を感じる方がよりこのシミュレーションは上手く行くようです。

 ご相談頂いた時は、看護師、心理師と共に、お客様の支えになるよう努めていますが、クリニック以外のご自宅などで常に自分を癒やして行くには、こんな方法も良いのではないかと思っています。

 疲れてしまっている方、くじけてしまっている方、少しお試し頂いてはいかがでしょう。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分