340.社会との距離
2022.01.10
340.社会との距離
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
オカリナの師匠大沢聡先生に、コンクールやオーディションを受けたい相談をしたことがあります。
その時に言われたのは、タイトル取ったらどうするのか考えていますか?という問いでした。
その力を社会にどう還元するのか、そこまで考えておかないと獲れないよ、と。
案の定、コンクールに出た時は箸にも棒にもかかりませんでした。まあ、真剣に練習した、という面では収穫はありましたが。
以来、そのことは常に考えていて、精神保健指定医を頂戴した時も、出来る限り行政の要請に応じて、指定医診察に出掛けるようにしていました。おかげで、各地の警察署や刑務所、他の精神科病院にも伺えました。措置入院という人を強制的に入院させるのが妥当かどうかの判断をしなければならず、社会的責任はすごく重いのですが、それさえこなしてしまえれば、警察署や他の病院でも丁重に迎え入れてくれるので、良い体験でもありました。
オカリナの先生はそこまで考えて仰ったかは分かりませんが、私の中ではタイトルや資格は、社会にお返しする責任があると以来思うようになりました。
自分の目の前の目標が分かりづらい時は、自分の能力が発揮出来ているか、喜んでその仕事を出来ているか、そして、そのことが社会貢献になっているか、を見直してみてはいかがでしょうか。