207.祈る
2021.09.02
207.祈る
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
思春期の頃、全ての迷信には意味がない、と言う論理から、祈りやまじないを否定していました。
もちろん、鰯の頭に神通力もないでしょうし、今のはやりで言えばアマビエだって怪しいものです。医学者としてやっぱり、祈祷の類いで病気が治ったり、天変地異が去ったりするとはとても思えません。
しかし、一方で、一個人として、アフガニンスタン情勢しかり、コロナ禍しかり。個人の努力はした上で、自分後からでは届かないけど改善を願うこともあります。
そういう時、結局祈るしかないのかなと思います。
祈りそのものにテレパシーとかサイコキネシス的な効果は皆無だと思いますが、どうしようもないことの改善を願う時、人は祈るしかないかもしれません。360度回って意味がないのではないか、という祈りに戻るわけです。
人事を尽くして天命を待つ時、人は祈るしかないのかもしれません。
そういう時、願いを込めてそっと目を閉じています。