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1310.Tentar non nuoce.

2024.09.10

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 イタリア語の諺より。やってみても損はないと訳されていますが、諦める前にやるだけやってみろ、という意味のようです。

 病気や怪我、加齢などがあると、色々出来ないことが増えてきます。私は膝を故障しているので自転車に乗れなくなりました。乗れないので自転車を廃車にして、徒歩か公共交通機関、私的に移動する場合は自家用車にしています。バドミントンをしただけで膝が腫れてしまったので、ちょっと踏ん張る運動はもう無理かなと悲しい気持ちになりました。

 どうしても諦めなければいけないことや、健全な諦めこそが心身を健康にすることはもちろん良くあります。

 ただ、最初から諦めてしまって何もしないと知識も、人格も成長しない恐れがあることでしょう。

 どうせ外国へ行かないから外国語をやってもしょうがないというのは一つの理屈かもしれません。しかし、私もこの先一度もフランスに行かないかもしれないながら、今年からフランス語を始めて見て、脳が活性化して爽快な感じがしています。頭が悪くないはずなのに、引きこもったり酒を飲んでしまったりする人もいますが、何もしていないのであれば、あるいは、色々諦めているからこそ、その前に何か勉強するなり、出来ることがあればやってみる、というのもありかもしれないと思っています。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分