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1273.卵を一つの篭に盛ってはいけない

2024.08.04

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 資産運用で用いられる警鐘を表す言葉として、「卵を一つの篭に盛ってはいけない」という物があります。
 これは資産を一つの株で運用した場合、資産全体が大きな危険性にさらされてしまうため、出来る限り資産は分散して持つべきだと言うことを表す言葉です。これは経済学の原則となっています。
 にもかかわらず、日本人は国内で資産を運用することが多く、外国の資産で運用している人は少ないと言われます。これはホームバイアスとも言うようです。

 これを読んで私自身が運用を国内でやっているのでドキリとしました。

 なんだかんだいって日本の方が信頼性があるとか、外国の物だと損した時に逃げられたら怖いとか、やはり馴染みがないが故に、心の中で自分の中の親近感などを合理化して理屈づけしてしまっているのかもしれません。

 自分が何かチャレンジして行きたい時に、ホームバイアス等に掛かり、結局は卵を一つの篭に盛って運んでいる、のと同じことになっていないか、時には立ち止まってチェックすることも必要かもしれません。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分