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1257.エントロピー

2024.07.19

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 エントロピーとは、Wikiによりますと、熱力学や統計力学において定義される示量性の状態量とされます。熱力学では断熱条件下の不可逆性を表し、統計力学においては、系の微視的な「乱雑さ」を表す物理量という意味付けがなされました。
 統計力学での結果から、系から得られる情報に関係があることが指摘され、情報理論にも応用されるようになったと言います。
 要は散らかっている、的な感じで、片付けられていないお部屋を指して、「エントロピーが増大している」などと言います。

 片付けはエントロピーを下げることですが、エントロピーは放っておけば増大する傾向にあるため、エントロピーを下げるためにはそれなりにエネルギーを投入する必要が発生します。

 つまり、片付けに使う熱量を合計するならば、整頓が出来たとしてもその部屋に投入されたエントロピー量は上がるとも言えます。

 どうしてもエントロピーは増えてしまうため、普段はなるべくエントロピーが増大しないように気を配り、散らかってしまった時は労力を掛ける心構えで挑むことになります。

 片付かない時、少しエントロピーという概念を念頭に置いても良いかもしれません。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分