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1254.コアは一つ

2024.07.17

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 本質的に物事を理解したい時に、色々、組織の事情や背景が絡んできて、現実の汚泥に汚されていくと、なかなか物事の本質が見えない時があります。
 例えば、宗教であれば、本質的には、神仏の前で魂は平等なはずです。
 しかし、在家と出家の差違はあり得ますし、組織になってくると、僧侶や神職にも位階が発生することもあるようです。

 より深く協議を理解し実践している人と、まだそうでない人には学力同様、知識や経験に差があるのでしょうけれども、それが位の上下として認識されるようになると上下の区別なり差別が生じてきたり、その際は結局献金額だったりと、なかなか汚いように見えてしまうこともあるかもしれません。

 しかし、人が集まり何かを運用するとどうしても組織は出来てしまうし、そこの命令系統に上下が発生するのも仕方がないことなのかもしれません。

 私の実家でも、事務総長だったか偉い人になった先祖がいたようですが、その後は、説法するのに最低限必要な位までしか取らなかったようです。本質的には神仏の前では平等という考えだったのではないかと思います。衆生済度なり、軸になる考え、一つのコアを重要視すれば、些末な都合は吹き飛んでいくことがあります。

 最も重要なコアを一つ理解しておけば、色んな迷いから霧が晴れることがあります。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分