1226.対義語の利用
2024.06.18
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
右と言えば左、過去と言えば未来、父と言えば母、親と言えば子、など対になる言葉は豊富にあります。
褒め殺し、なんて言葉もあるように、褒めるのも過剰だと嫌みや攻撃に聞こえてしまうから難しいものです。人間、刺激を受けると、何割か刺激の反対になる反応を出すことがあり得ます。セラピーの間は、その逆側の感情にもコミットしておく必要があります。
左手を扱う時こそ、右手を安定させておくとか、どんどん進行している時こそ落ち着いている腰や足下に言及しておくとか。
対義語を意識して対になる言葉をカバーしておくことでセラピーには多重な厚みが出てきます。そんなことも意識しながら、お話を伺わせて頂いています。