1135.人身受けがたし
2024.03.22
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
修身で有名な森信三先生の教授録にも、人身受けがたしの話が出てきます。
元々は、釈迦が弟子の阿難に、「人身受けがたし、今已に受く」という話をしたと言うことから来ているようです。
世の中には数多の生物種がおり、個体数になればとてもたくさん居るわけですが、その中でも、霊長類である、自分で考える能力のある人間に生まれてきたことは、とても貴重でありがたいことである、というような意味です。
そのありがたさは、レアという意味で盲亀浮木の例えなんて言われるわけですが、簡単に申しますと滅多にないことであり、今風に言えばウルトラスーパーレア、ということになりましょう。
人間に生まれても発達障害やら、色々自己制御に困難を抱える場合もあるわけですが、人間に生まれてきたことはとてもありがたいことなんだ、という立ち位置に立てば、もう少し勉強をして見るとか、何か頑張れることもあるかもしれません。