1083.007は二度死ぬ
2024.01.31
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
昔の映画に、「007は二度死ぬ」なんていうのがあり、それに習ってからルパンは二度死ぬとか仮面ライダーは二度死ぬとか言う作品もあるようです。死ぬのは1回なので、二度というのはきっと1度目が偽装だったりするわけですが、人の論理に玖悦チョンマークを与えつつ、何だろう?と興味を持たせる上手いキャッチコピーかもしれませんね。
この映画は結構古くて日本の諜報機関のボスが丹波哲郎さんだったりして、スパイは忍者とか、おいおい、と言いたくなる設定もあるようなので機会があったら笑いも兼ねて見てみたいものです。
ジェイムズ・ボンドだけではなく、時に人は二度死ぬのかもしれません。
信用を失う時、大きな嘘がばれる時、それまでの地位や名誉を失った時、ある意味そのポジションでいるその人は死んだものかもしれません。
精神的な死、ポジションや信用の死、は実際の生命が維持されていれば、新しい生き方や新しい信用を築いていくことも出来るのかもしれません。
ああ無情のジャン・バルジャンも囚人から市長になりました。囚人としては一度死んでいるからこそのストーリーと言えましょう。
大きな裏切りを知り、怒りとも悲嘆とも付かぬ気持ちを抱いた時、その人はあなたの中で「亡くなった」のかもしれません。そして、命の火が消える時、人は二度死ぬというのでしょう。