1042.DESC法
2023.12.21
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
バウアー夫妻とケリーは、会議の場、話し合いで何かを決めたり、課題を達成したりする場におけるアサーションの方法として、DESC法を提唱しました。要点を抜粋して、客主提選とも覚えることが出来ます。
D=describe:描写する(客観的な描写)
E=express,explain,empathize:表現する、説明する、共感する(主観的な気持ち)
S=specify:特定の提案をする
C=choose:選択する
客観的な描写を行い、主観的な気持ちを表現し、説明し、共感し、特定の「提」案を行い、どういう行動をとるか「選」択する、と言うことです。
これを用いて、会議の場では台詞を作っていきます。
例えば、空気が籠もっているので窓を開けて換気がしたい、と思った場合、
「会議が始まってある程度時間が経ち、空気も籠もってきましたね(描写)。
私は少し、新鮮な空気が吸えたらと思います(表現する)、みなさんもそう思う方もおられるのでは?少し寒いかもしれませんが(共感)。
と言うわけで、5分ほど換気をしませんか(提案)。」
と言うような進め方になるでしょうか。それらを全て自分で言う人もあるかもしれませんし。一部は誰かが発言していればそれを言ってもらった、と思いつつ乗っていくのもありかもしれません。
アサーティブな話し合いをするのに、DESC法もご参考になさってはいかがでしょう。