1031.基本的アサーション権3
2023.12.10
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
基本的アサーション権3
私たちは誰でも過ちをし、それに責任を持つ権利がある。
神ではなく人間である以上、失敗はつきものです。出来る範囲内でその結果を引き受ければ良いということになります。義務として責任を取る必要はありません。
良く考えてみれば、もし責任を取ることが義務だとするならば、完璧に返せないような失敗は出来ないため、失敗する可能性があることはやらない、ということになります。非常に非生産的な態度が生まれます。過剰に責任を問われると、その仕事を与えた人への陰性感情も発生します。
赤面症の方なども、失敗する権利などを上手く使えていないのかもしれません。
赤面しても良いとか、恥をかいても良いと開き直れば、全く気にならなくなる人もいます。
以前、失敗は失敗と捉えなくても良いことを書きましたが、「そのやり方では」失敗したという「学びを得た」だけなのであると考えれば、そもそも失敗と捉えることすら不要かもしれません。
いずれにせよ、済んでしまったことは、謝罪出来るものなら謝罪し、次へ活かしていくしかないわけですから、気楽に考えて取り組んでいくことが大切かと思います。