787.履き物を揃える
2023.04.10
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
履き物を揃えることは重要な躾とされています。哲学者の森信三は、三つの躾として、朝のあいさつ、きちんと返事、履き物を揃える(椅子を机の下に入れる)、を挙げています。
女流棋士の鈴木環奈さんはお寿司屋さんの娘さんだそうですが、将棋道場に通う時、履き物をきちんと揃えて礼儀正しい所から原田泰夫九段に見出されて女流棋士になったとも言われます。原田九段は高潔な人格故に30代で連盟会長になったという優れた人物です。名伯楽や年長者は文字通り「足元を見ている」と言えます。
私も疲れてくると履き物を揃えられなくなってしまうので自戒を込めてこのブログのテーマに致しました。
自分の、脱いだもの(やり終えたことの象徴)を振り返り、きちんと整理することが出来るか。
他の方も通行することへの整頓の美しさなど、周りに気配りが出来るか。
履き物を揃えることはそれらの非言語的サインと捉えることが出来ます。
ちょっと雑になりがちだった履き物、改めてちゃんとやってみようと思っています。
何から直したら良いか分からない方は、まずは履き物を揃えることから始めて見られてはいかがでしょう。