596.非寛容
2022.09.22
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
街中で開業していますと適応障害やうつ病の方がほとんどになります。
ハラスメント関連や労働条件がブラックなことは言語道断ですが、そういう因子ではない場合、個人の性格も関係することがあるようです。
鬱になりやすい方は、自他共に非寛容な姿勢を持っておられることが多いのです。
子育ての経験がある方は思い出して頂きたいのですが、おむつが取れただけでも随分楽になったと子の成長を喜んだことがあるはずです。何も出来ない赤ちゃんが一つずつ出来ることを増やしてきたはずなのに、いざ仕事となるとパーフェクトな仕事ぶりを要求し始めます。そしてパーフェクトでないことを責めたり卑下したりし、自己効力感を下げていきます。
非寛容な姿勢が自分の首を絞めているかも、と思い当たられた方、一度ご相談頂いてはいかがでしょう。
生かされていることに感謝し、謙虚で寛容に生きていくと、少し生きづらさが軽減するかもしれません。