170.土用の丑
2021.07.27
170.土用の丑
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。 6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
土用の丑が近づいてきました。ウナギが食べたくなる季節です。
土用、というのは、五行の考え方で、1年の季節を5つに分けています。春夏秋冬は四つだろう?って?
その通りです。
春夏秋冬は4つと数えるのですが、4つの間、というのがあります。立春、立夏、立秋、立冬から各季節が始まります。その前が「土用」といい18日くらい設けられています。五行の考え方では、春は木(木が芽吹くから?)、夏は火(暑いからかな?)、秋は金(葉っぱが黄金に色づくからかな?)、冬は水(雪のイメージでしょうか)と当てられており、その間隙が「土」を表し、土用と言います。土用の中でも1日、2日、というのを子丑寅卯・・・と数えますので丑の日があるわけです。2回丑がある時もあります。
ちなみに今年の土用の丑は 1月17日、1月29日、4月23日、7月28日、10月20日、11月1日 だそうです。
夏痩せに鰻を食べようとは、万葉集で大伴家持も詠んでいるらしく、 石麻呂に吾れもの申す夏痩せに よしといふものぞむなぎとり召せ というそうです。
土用の丑に鰻が今の形になったのは江戸時代の蘭学者平賀源内が、うなぎ屋のキャッチコピーとして作ったのだと言われています。
鰻のネタで、万葉集から平賀源内まで出会えるとは思いませんでした・・・。