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171.狙って獲れたビンゴゲーム

2021.07.28

171.狙って獲れたビンゴゲーム

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。 6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 高校生の頃の話で随分昔の話です。
 修学旅行は北海道でした。バスガイドさんは目の覚めるような美人でした。私も含めて男子諸君は大喜びだったと思います。ガイドさんは、校内ではおっかないので有名な先生にやんやとけしかけて中森明菜を歌わせてしまったり、上手に盛り上げてくれました。
 道中、ビンゴゲームをやることになり、25の枡にに50までの任意の数を書き込んで良いことになったんだと思います。
 賞品が何だったのか?よく覚えていませんがアイヌの方が彫ったペーパーナイフだったのではないかと思います。  それが欲しかったかどうかはともかく、ゲームなら勝ちたいものです。
 任意の数を書き込む時に、例えば1~25をそのまま書くのでは確率として良くないでしょう。
 大きい数、小さい数をランダムに言ってくるので、小さい方なり大きい方なりに寄せてしまうと、2回に1回しか出来ません。多分その頃、ビンゴ用のカードは配られなかったのだと思いますし、任意に書いて良いということから、ビンゴ用の玉なり、ランダム化された乱数もなかったと思われます。
 そういうことであれば、ガイドさんが任意に数を思いついたまま言うはずです。
 多分ビンゴの特性上、真ん中は開けて良い、といわれたと思うので、まず一つ。
 人間が言う以上、ちょっと変わった数を集めた方が良いのではないかと考えて、まず素数を書きました。
 2,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47。
 これで16個です。
 次に、特徴的な数、2乗数、3乗数などを見てみます。
 4,9,16,25,36,49が2乗数。これで22個。
 8,27は3乗数。24個。
 最後の一つ・・・。特殊な数は・・・?
 28にしました。
 28は完全数です。
 完全数とは、自分自身以外の約数の合計が自分になるものです。
 28の約数は  1,2,4,7,14と28。
 1+2+4+7+14=28となり、28は完全数ですね。
 これで25個すべて埋まりました。
 人間、割り切りにくい数、素数などには愛着がわきにくい特性があるようです。そうやって数学と心理学的な分析を使って、ビンゴを書いた結果、獲れました!ペーパーナイフ。上記の考察は自分の胸だけにあったものですが、きちんと考えて獲れたのは誇らしく思いました。
 この原稿を書いてみて、論理的に思考した結果は、やっぱり再現性があるのだなとも思った次第。ペーパーナイフは実家の引き出しに眠っているのか、今どこにあるのかわかりませんが、懐かしい思い出です。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分