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138.夫婦円満のためのささやかなアイディア

2021.06.25

138.夫婦円満のためのささやかなアイディア

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
 素敵なスタッフに囲まれて、元気に営業しております。

 毎日色んなご相談を頂戴しております。

 夫は、自分の仕事しかしないで事務や計算は私任せだ。
 何を言っても聞いてない。
 聞いたと思えば言い返して来る上に正論で論破されてしまう。
 食事中にスマホを見るのを止めてと言っても聞いてくれない。

 そんなことしていたら奥さんが気を病むのはむしろ当たり前ではないかと思われます。

 そこで、上手く、尻に敷かれるために、ささやかなアイディアをいくつか提案させて頂きたいと思いました。

 1.夫の返事は「はい」か「Yes」。
 2.1日3度は配偶者にありがとうという。
 3.妻の話は、理屈で押さえ込むことは控え傾聴する。
 (時々質問を挟みながら真摯に聞く)。
 4.妻が正しいことを言っている時は即時に聞く
 (食事の行儀が悪いなどは直す)
 5.好きな気持ちは態度と言葉でちゃんと伝える。

 これらが出来れば妻のストレスは半減する・・・んじゃないかなぁと思います。

137.刑務所のような職場

2021.06.24

137.刑務所のような職場

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
 素敵なスタッフに囲まれて、元気に営業しております。

 先日は、ちょっと遠い所から、どうしても診て欲しいとの仰せで受診して下さった方がありました。
 聞けば、刑務所のような職場だそうで・・・。
 心理検査でもかなりオレンジ色な(レッドゾーン寄りの)イエローでした。

 即日、休んではどうかと診断書を差し上げました。
 当院では、心理査定を数値的に客観視出来るよう努めております。複雑な心理療法もこなすので、数値を絶対視するわけではないのですが、どうしても、企業相手に休業云々と言いますと、数値を示して差し上げるのが一番双方納得の行く展開になることも多いと思っています。
 もちろん、支持的精神療法・薬物療法、必要な支援はフル装備にして提供させて頂きました。

 薬物が絶対でもありませんし、精神療法のみが最高とも思いませんが、お越しになる方のニーズに合わせて、自分が提供出来る最大のものをご提案させて頂きたい、と言うのがプロとしての私の願いです。少しでも御来談の方に笑顔が増えますように。

136.夏至

2021.06.23

136.夏至

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 昨日は夏至だったようです。
 日中が14時間と長いですね。お日様の角度も高いので、梅雨の合間の晴れ間の日差しが強いようです。紫外線対策もお気を付け下さい。

 日中の時間が長くなったからと言ってあまり生活は変化しませんが、やっぱり明るい方が、ものを覚えたり活動しやすい気がしています。
 みなさんは昼間の長いこの時期、どのようにお過ごしですか。

135.ガラスのドクトル

2021.06.22

135.ガラスのドクトル

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 先日、高倉先生に頂いたガラスのドクトルですが、スタッフが大事にしまっておきそうだったので診察室に居てもらうことにしました。チェコの作品だそうです。
 優しい気持ちを忘れないように、ガラスのドクトルにも助けてもらいましょう。

134.紫君子蘭(アガパンサス)

2021.06.21

134.紫君子蘭(アガパンサス)

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 昨日はお休みの一時、散歩していたら、紫の綺麗なお花を見つけました。
 紫君子蘭(アガパンサス)というそうです。
 漢字で書くと蘭が入っていますが、ヒガンバナ科(古くはユリ科)で、アフリカ原産。日本には明治の頃に入ってきたようです。花言葉は、ラブレターとか知的な装い、だそうです。

 開業して色々、初めてのことが多く忙殺されがちですが、ちゃんと路傍の花に目が行くようで、自分の内面も荒れてはいなさそうだと安心しました。またリフレッシュしてみなさまをお迎え出来るように努めて参ります。

133.九大心療内科よりお祝いを頂きました

2021.06.20

133.九大心療内科よりお祝いを頂きました

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します

 九大心療内科、医局長の波多先生がお越し下さいました。
 わざわざお祝いを届けて下さいました。
 筥崎宮のおはじきだそうです。
 1階の六本松通りクリニック様の診察室でも見た気がします。有名なものでしょうか。

 思えば、医学生の夏、亀山上皇の下で、九大の内科の先生が太極拳をしているので行こう、と言って行ってみました。太極拳をしていたのは、まだ、若々しいフレッシュな教授だった久保千春先生でした。
 野暮ったい鞄に野暮ったい格好で行きましたので、地元の方には、テレビ取材のADの荷物持ちだと思われたようでした。

 心療内科セミナーで遠巻きに見たのではなく、1対1で一生の恩師と話せた機会は東公園の亀山上皇の下でした。まあ、元寇の頃の偉人ですから、敵国降伏なんて物々しいスローガンまであります。

 思えば、亀山上皇のご縁で九大心療内科に進み、福岡に居着いたとも言えます。

 そんなことを思い出させてくれるアイテムには、しっかりと寄贈のお印もあります。

 久保先生の時計、須藤先生から頂いたグリーン、医局から頂いたおはじきと、本当に温かいご支援を頂き、幸せに思います。

 これらの喜びをまた、診療のエネルギーに変えて参りたいと思っております。

132.援助を視野に入れて、正確に診断すること

2021.06.19

132.援助を視野に入れて、正確に診断すること

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 有名な先生に発達障害と言われているという人がいらしたことがあります。
 しかし、よく尋ねてみると、現状に適応がちょっと上手く行かないだけのように思いました。当院の場合、臨床心理士もおりますので、カウンセリングにて傾聴の上、助言して、適応の練習をして頂くことにしました。
 物々しい検査をするのは構わないのですが、何でも発達障害という時流には疑問もあります。

 検査は、援助や未来と共にあってこそと思っています。

 当院では、心理検査をするにも、数字を出すのみならず、治療の未来を見据えつつ、援助を提供していこうと努めております。
 周りから言われている状況に少し疑問を感じている方も、一度ご相談頂ければと思います。

131.出来ればベンゾジアゼピン系は・・・

2021.06.18

131.出来ればベンゾジアゼピン系は・・・

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 まだ開業したてで暇だと思われているのか、というか、実際まだ暇なのですが。

 色々お問い合わせは頂きます。
 近くの身体科の先生からベンゾジアゼピン系のエチゾラムをもらっている方の多いこと!
 確かに良く効きますからね。

 ですが、依存性や長期的視野の観点から、あまりお勧め出来るお薬とは言えないと思います。

 もう少し弱いものや、その根本となっているトラウマや思考パターン、ご自身のコーピングスキル、色んなものを変えると、ベンゾジアゼピン依存は減っていきます。(エチゾラムは依存性の強いベンゾジアゼピンの最たるものです)。

 当院では自律訓練法等の利用により、不要なベンゾジアゼピン依存を解消していく方針です。

 日中眠い方、ど忘れが増えたと思われた方、ベンゾジアゼピンを減らしてみませんか。
 具体的な指導を含めてご相談に乗らせて頂ければ幸いと思います。

130.否認を越えて

2021.06.17

130.否認を越えて

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 精神病の方の行動の一つに否認というものがあります。症状が出ていることを面接時に否認するものです。

 精神科医は、否認を鵜呑みにして振り回されているウチはまだ駆け出しで、否認しているなと思えば、あの手この手で次の矢を繰り出していきます。

 先日も、複数の医師がある病気だと判断しているのに、ご本人も否認しており、ちょっと紹介状なしではどうだか分からないな、という方がいらっしゃいました。しかし、こちらも、あの手この手で伺っていった結果、実は否認が強いだけで症状はあるらしい、と言うことが分かり、やっぱりお薬をお勧めすることにしました。否認と同時にあるのは、「病識がない」=ご自分が病気だという自覚がないこと、です。

 病識がなく否認されるというのは一つのパターンですので、少し掘り下げていくと、矛盾が出てきます。そこを怒ることなく、どちらなのでしょうね、という風に聞いて参りますと、だんだんどっちなのか分かって来ることがあります。

 私はそれほど鋭いタイプではないので愚鈍に一つ一つ質問を重ねていくのみなのですが、慎重に精神症状評価を重ねて参りますと、浮き彫りになってくる疾患があります。完璧かは分かりませんが丁寧にほぐした結果自分がその日一番信じられると思ったものを結果に残すことにしています。
 愚鈍でも丁寧にやることは天才の神速に勝るのではないかと考えております。

129.他に代わりがいないから

2021.06.16

128.ガクアジサイ

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 働き過ぎではないか、と思うほど一生懸命働く人に限って、「他に代わりがいないから」と仰います。

 でも、ちょっと待って頂けないでしょうか。
 他に代わりがいない環境を作ってしまったのは管理者ではないのでしょうか。他に代わりがいない責任はあなたにはないはずです。
 そう仰る方に限って、SDSなどうつのスコアを取れば高得点、大きなメンタルヘルスの病院では入院をお勧めするほどのレベルだったりします。少なくとも現況のまま働いて良いですよなんて太鼓判は主治医の方から押せません。
 お休みの提案をしても、やっぱり、「他に代わりがいないから」休めないなどと仰います。
 代わりがいなければ上長がやるべきですしそういう仕組みのはずです。

 働き過ぎてつらくなった皆様、職域の責任をよくお考え頂けないでしょうか。上長は管理責任を負う代わりにあなたより高額の給与を受け取っているはずです。あなたに5人分の仕事を押しつけて「代わりがいない」というのは正当なのでしょうか。

 当院では、診断書を作成するかしないかに関わらず、うつや不安をテストでスコアリングして、出来る限り、必要時は事業主にも数字をお示しして、診断書等を発行して話し合えるように努めております。数字が全て出ないというのは私も心理療法家として百も承知ですが、やっぱり事業体などは、数字を求めることが多々あります。彼らに納得して頂くためにも初期の数値、改善後の数値など視覚化した上で、より良いサポートを心がけています。

 追い詰められた気持ちになられた方も、どうぞ当院でご相談頂ければと思います。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分