ブログ

1233.めがったべえ

2024.06.25

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 日々つれづれにブログを書いているわけですが、こまめにご高覧頂く方も居るらしく、北海道に反応して、地元の言葉でコメント下さった方もいました。炎上が怖いのでレスが出来ないシステムになっていますが、個人的な連絡先を知っている人から別途お知らせ頂いたと言うことですが。

 札幌の学会は、良かったと思います。

 自動車運転のシンポジウムにまた出ました。精神科の薬は運転負荷に陥ることがあるため、専門家の意見を聞いてアップデートして置く必要があります。解離のシンポは高名な岡野憲一郎先生もおられる中、EMDRの市井先生にもお目に掛かりました。流派が異なるにもかかわらず、割と私と同じような非統合的な治療に落ち着いてそうなのが興味深かったです。解離臨床友達の先生とも意見交換が出来て嬉しかったです。
 大人のADHDは会場が溢れかえっていて諦めてしまいました。
 久留米大学の先生の複雑性PTSDのお話も非常に勉強になりました。

 精神科漢方は新しく学んだことも多く、日常臨床に使えそうだと思いました。これも出て良かったシンポジウムでした。

 後は音楽療法。これまで音楽療法は外から見ている感じでしたが、とても真剣に取り組んでおられるのだと衝撃を受けました。ことしの音楽療法学会は札幌で既に私は別件があるので参加できないのですが少しチェックしてみようかと思いました。

 一般口演では、催眠の発表を発見。催眠友達と冷やかしに行き、なんと仲良くることに成功!やっぱり学会は現地ですね。

 夜は高級日本料理を頂いたり、ジンギスカンを頂いたりしました。

 学会行って、勉強にもなり、旧交も温まり、新しいご縁も出来ました。また皆様のお役に還元できますよう務めたいと思います。

1232.端を揃える

2024.06.24

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
 仕事というのはきちんとやるかどうかで割とその人の評価が定まるところもあるものです。
 写真などを貼る時に枠内にきちんと貼れるのか、ワードプロセッサーソフトで文章を打つ時も、箇条書きの行頭は揃えられるのか。
 中央揃えや右揃えのこともありますが、いずれにしても、作成者の意図が反映されて見やすさなり何らかの整理が行われているものは見ていて気持ちが良いものです。

 文頭や行頭の表記揺れなどがある人と揃えている人では、結局非言語的サインとして現れる仕事への几帳面さの差が現れると思われます。

 私の場合は端を揃えてきちんと書きたいし書いてもらいたいタイプです。

 皆さんは端を揃えてきちんとすることを意識されることはありますでしょうか。

1231.遠方の朋

2024.06.23

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 学会は北海道だったので、札幌や旭川の友人と絡んでいました。

 日本料理店に連れて行ってもらったり、人生について語らったり、初めて会う先生のご発表を聞きに行って名刺交換したりと充実の日々でした。

 やっぱり北海道は寿司のネタが大きいなと。

 またリフレッシュして臨みます。

1230.時流の流れの中の当事者

2024.06.22

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 有名な人ですが、前安芸高田市長、石丸伸二さんという人がいます。市議会とのやり取りも隙のない秀逸なもので、熱い心、ルールを守れる意識、明晰な頭脳、次世代や未来への温かい目線、経済人としての先見性、など、どこをとっても非の打ち所がないすごい政治家なんじゃないかなと思います。藤井聡太竜王名人が将棋400年の歴史の中で最も強い棋士ではないかと、個人的には思っていますし、二刀流の大谷翔平選手も漫画でも書けない超越者です。私の中で石丸伸二氏は藤井竜王名人や大谷選手のような、ユニコーン的に突き抜けた人じゃないかなと思います。別に政治評論家じゃないので外れたらごめんで済ませるつもりですが、多分東京都知事に当選すると予想しています。
 逆に現知事の小池さんだとか、蓮舫さんは相互を意識した戦いをしているようですが、彼女たちの意識の中では石丸さんはダークホースだったように思います。
 とくに野党出身の蓮舫さんは小池さんを批判するような政策立案が目立ちました。しかし、彼女たちは本当の脅威が石丸伸二氏であることに気づいていなかったのではないでしょうか。そろそろ気づいたはずです。石丸氏は、論戦の緻密さ、政治家としての信念が、歴史上にも稀に見る高みにあるからです。
 幕末の志士たちのような非常に強い危機感と高い志を持った人物が、それ以来の出現ではないかと個人的には感じています。それは単に私の勉強不足で、素晴らしい政治家はもっと要らした可能性はありますが、個人の感想として石丸氏には大きな衝撃と関心、そして期待を持っていると言うことです。

 今日のタイトルの時流の流れの中の当事者というのは、小池知事と蓮舫氏を指しており、歴史の転換点にある程度の地位(知事なり参議院議員)を持っていると、河北の戦いで負けた袁紹が曹操のすごみを理解できなかったように、本来今は攻めるべきではない、退くべき時というのを見誤ることがあります。私は彼女たちのように一角の人物であっても、あるいは一角の人物だったからこそかもしれませんが、時流の流れの中になると自分の退潮が判らないという陥穽にはまるのかもしれません。

 なお、本ブログでは基本的に政治の話はしないスタンスですが、時代の変革期において当事者が自分の立ち位置を客観視しにくいのだろうという趣旨の記事です。

 都民ではありませんが、今回の都知事選は高い関心で見守っています。

1229.人生はチョコレートの箱のようなもの

2024.06.21

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 昨日のセッションではこんなタイトルでお話をされた方がいました。精神障害の方の就労支援のお話だったのですが、塞翁が馬を英語にしづらくて考えていたらこんなタイトルになったんだそうです。意味は開けてみるまで何が入っているか分からない、というようなことのようです。
 言い得て妙ですし、塞翁が馬というより、チョコレートと言った響きが甘さや期待を含んでいて、また異なる印象を得ます。ミルクチョコやビターチョコやらで、口にしてみて初めて味が分かることもあるのではないかとも思います。

 今の状況があまりにもビターだった場合は、ご相談頂ければ良いのかなと思います。

1228.ジンギスカン

2024.06.20

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 学会のため札幌入りしています。

 催眠の知り合いが北海道にもいるため、地元の先輩に連れられてジンギスカンを食べてきました。やはり話題になるのは3月に急逝した共通の知り合い。天才の死を悲しみつつ、再会を喜びつつ、我々はしぶとく生きていこうってことであまり煙の出ないジンギスカンを頂いてきました。
 ラムの刺身、6ヶ月ラムのスペアリブ焼き、ラムのレバーや胸腺など珍しいものを頂戴しました。

 一旦第一線から退かれて、悠々自適な先輩を尻目に、彼の年齢の頃はまだ借金に追われて仕事していそうな自分が想像できてしまいましたが、温泉にデイケアやリワークを組み合わせたり、昼飲み屋の企業を考えていたり、頭の回転の速い人のお話をたくさん伺わせて頂きました。

 献杯・・・。

1227.仏検を受けてきました

2024.06.19

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 多言語話者のカズマさんによれば、言語は勉強するな、物真似だ、ということらしいのですが、私は頭が固いのか、ある程度自分のやってきたことに手応えがあった方が嬉しいと感じます。4月から思いついてフランス語を始めてみたのですが、やるからには折角なのでと思い、5級を申し込んできました。どの言語も5級はすごく優しい入門で30時間程度の学習で合格するように出来ています。まあ、5級なんて、持っていてもあまり自慢にもならないのですが、いきなり1~2級が取れるわけもないですし、そういう目標設定だと心が折れそうです。最近思うのは、持っててもしょうがないだろうという小さな四角であっても一つのステップアップとして、自分なりに大切に出来たら良いんじゃないかなと言うことです。

 受かっていたらまた報告しようかなぁ・・・。

1226.対義語の利用

2024.06.18

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 右と言えば左、過去と言えば未来、父と言えば母、親と言えば子、など対になる言葉は豊富にあります。
 褒め殺し、なんて言葉もあるように、褒めるのも過剰だと嫌みや攻撃に聞こえてしまうから難しいものです。人間、刺激を受けると、何割か刺激の反対になる反応を出すことがあり得ます。セラピーの間は、その逆側の感情にもコミットしておく必要があります。

 左手を扱う時こそ、右手を安定させておくとか、どんどん進行している時こそ落ち着いている腰や足下に言及しておくとか。

 対義語を意識して対になる言葉をカバーしておくことでセラピーには多重な厚みが出てきます。そんなことも意識しながら、お話を伺わせて頂いています。

1225.父の日

2024.06.17

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 先日は父の日でした。
 私の実父はずいぶん前に往生致しましたが、義父は健在です。義父母が所用で福岡へ来ていたこともあり、父の日は会食を致しました。ちょっとした贈り物もさせて頂きました。実父にはなかなか孝行が出来ませんでしたが、ピンチヒッターではありませんが、その代わりに義父が居てくれることで、贈り物も出来ます。

 娘からはちょっとしたお菓子をもらいました。学生バイトでもちょっとしたお菓子をくれるだけでも気は心、嬉しいものです。

 親子関係と言えば、色々葛藤があることもあり、素直に御礼を言ったり、贈り物を使用という気になれない場合だってあるとは思いますし、私も何もなかったわけではありません。が、そういうことも含めて、良き日には感謝を伝えるということが出来るようになるのも一つの課題の克服なのかもしれません。

 みなさまは父の日はどのようにお過ごしでしたか。

1224.連想とテーマ

2024.06.16

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 トランス療法の技法の一環に連想を用いた会話というものがあります。話を聞いていて連想したことを聞き手が話し、話し手と聞き手が交代し、聞き手が連想したことをまた話し出すという具合に進めます。

 先日友人と話していて、親子の葛藤のテーマが出た時に、ふと、世界献血者デーについて言及しました。正直、ちょっと実験的な試みで、その親子葛藤と献血デーは何の関係もなく、先日世界献血者デーだと初めて知った、というタイミングただそれだけです。

 ところが面白いことに、それを聞くと、親戚に血液疾患の人が居て云々と、家族・血液と連想されたテーマが展開しました。血族というように血は、赤血球だけではなく、遺伝や家系の象徴語にもなり得ますから、そういうことが起こるのでしょう。そういう連想を働かせていると親子葛藤の問題が一つ視野が広がって見えてくるから不思議なものです。

 連想を用いた会話が治療的になるのは、相互の脳が刺激されて体験を誘発するからであり、「体験」を持っていないAIには出来ない作業です。最も、1万人ほどの体験をストーリーとしてストックして、AIの性格や体験を「設定」しておけばそういうことも可能になる日が来るのかもしれませんが。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分