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972.怪我の功名?

2023.10.11

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 実は、後で活躍したという選手が若い時に故障を抱えていたなんてケースがあります。
 サッカー日本代表の長友佑都選手は、腰を痛めてしまい、大学時代、ピッチに立てず応援席で太鼓を叩いていたんだそうです。その体験から、体幹を鍛える重要性を知り、FC東京からチェゼーナ、インテル、日本代表へとのし上がって行かれました。
 ザッケローニ監督も、肺病を患って選手としてのキャリアを早々に諦めたがゆえに、早めに指導者になり、名監督となりました。ACミランでのスクデット獲得、日本代表でのアジアカップ優勝などは記憶されている方もおられるかもしれません。

 名医として知られる故・日野原重明先生も、結核のために徴兵に取られなかったことが幸いして、100歳を越えても現役医師としてご活躍でした。
 身体が弱かったから、故障したから、というのは必ずしも全ての終わりではありません。

 そこから学び、それでもサッカーをしたいとか、医学を究めたいとか、自分の情熱を傾け続ければ、何者かにはなれるはずなのです。置かれた状況を受け容れて、その上で、腐らずたゆまず、努力を積み重ねることこそ、尊いことだと申せましょう。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分