959.正しい時ほど
2023.09.28
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
およそ怒りというものは、自分が正しいと考え、相手が間違っていると考えている時に発生するような気がします。
根拠となる規約や法律などがある時は、確かに正解があることもあるかもしれません。
ところが、社会というのはそう簡単に参りませんで、正しいとは分かっているけれどもそこをケアする資金や労力が避けないとか、人員配置が難しいとか、分かっているけどすぐに出来ないとか、色んな事情があることがあります。
また、間違っている人ほど私的に感情的に反応し、感情攻撃を仕返ししてくることがあります。
この手の輩に真剣に向き合うのは少々労力も無駄になるという面があります。逆走老人の法則でも申し上げたように、こういう場合は衝突しそうなら、自分が正しい時ほど一端避けるのも手です。正面衝突して自分も大けがしては仕方ありませんから。
一端身を安全にしておいて、しっかり修正することも出来るわけです。
人は自分が正しいと思っている時に、どうも道を譲るのが負けたような気がして意地を張ってしまうようです。しかし、正しい時ほど道を避けてみては、というのが最近、みなさまに申し上げている助言の一つとなっています。