946.借り物人格は多様に
2023.09.15
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
心酔する人物がいると、影響を受けたり、所作をまねたりすることもあるようです。
私も師匠の久保千春先生の太陽のようなおおらかさなどは、常に取り入れたいと感じていますし、故松原秀樹先生のいつも余裕のある態度、現教授の須藤信行先生はとても頭の回転が速いからか、考えてものを仰るようにされていることなど、見習うことは多いです。
自分の元々のキャラクターというのもあるので、尊敬していたとしても無理に真似ても上手く行かないこともありますから、ある程度取り入れられるものの取捨選択は必要でしょう。
治療関係になると、担当の医師や心理士の嗜好や所作を真似てしまう相談者の方もおられるのですが、ある程度は良いとしても、出来れば複数の友人・知人などから取り入れると良いでしょう。親しい人がいない場合は、著名人やアスリートでも良いでしょう。
ある人物を、尊敬していたとしても、メインディッシュのようにそちらばかりを見るより、前菜盛り合わせ、アラカルトのように、複数の尊敬すべき人物の色々良い所をつまみ食いして、ちょっとずつ借り物人格として取り入れる方が、より自分に合った成長が得られるのではないかと思います。
成長したい時は、借り物人格は多様にされてご覧になってはいかがでしょう。