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947.大の男が泣けるのは

2023.09.16

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 若い頃、とても辛いことが重なりました。
 何でもない観劇中に、全然物語の山じゃない、序章の残酷シーンでボロボロと泣いたのでした。
 そこで泣き出す人は普通いなかったと思います。

 この時、あ、自分はとても辛かったのだ、と初めて自覚したものです。

 男女同権の今、男も女も、悲しければ泣けば良いでしょうし、こらえたければこらえれば良いとは思います。
 しかし、なかなか、男のくせに泣くんじゃない、ではありませんが、なかなか大の男って人前で泣けないものです。この時思ったのは大の男が泣けるのは、劇場か墓場なのだろうと思いました。

 繁華街で泣いてたらちょっと周りが引きますしね。

 観劇中やお墓の前で泣いていても、それほど変な人とは思われないかと思います。

 平等な世になったとは言え、男子には男子の、女子には女子のプライドがあり、そうなるとなかなか泣けないものです。

 泣きたい時は、自室に籠もるなり、甘えられる人がいるならその前で、そうでない時は劇場か墓場で、思い切り泣いてみても良いのかもしれません。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分