929.コンプリメント
2023.08.30
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
コンプリメントに出遭ったのは若手心療内科医として、解決志向セラピーなどを習い始めた時でした。
凄腕のブリーフセラピストはクライエントを褒める、褒める、褒める。
とても自然で上手く褒める技に、驚いたものです。
すぐに真似したがるので、私もしばらくはコンプリメントを多用していた様に思います。
しかし、竹下総理の頃に褒め殺し、というのが流行ったように思いますが、褒めるのもやり過ぎると嫌味とか攻撃に感じる場合もあり、褒め方、褒めるポイント、も大事だなと思いました。
関西のセラピストの浜田先生などは、サイズが大事、と仰っていましたが、だからといって褒める言葉にわざわざケチ付けてちょっと良いですね、と言えば良いかというとそうでもないんじゃないかなと思います。
でも、私自身は最近はコンプリメントをしなくなりました。
というか、人に出会う態度として、これまで生きてこられたことへの生命へのリスペクトなどを持っていれば、特に持ち上げなくても、思いやったり寄り添うことが出来るんじゃないかと考えているからです。ですので、最近はわざわざコンプリメントはせずに、しみじみとその方への敬意を示すようにしています。