920.私は志が低かった
2023.08.21
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
日本球界の四番とも言われた元ヤンキースの松井秀喜さんが、大谷翔平選手の活躍を見て、私は志が低かったと言われたそうです。
メジャーで活躍した選手は、給与も年金もすごいので、人も羨む悠々自適の生活だと思われるのですが、ひと世代前では、イチロー氏と並んで日本を代表する選手であった松井秀喜氏がそう述べるのもまた驚きです。
大学に行ってみて、あるいは、社会に出てみて、もっと勉強しておけば良かった、と思うのは万人にありがちなことですが、なかなかその高みに自分がいるべき存在と認めること自体が難しいように思います。
さらには、巨人の四番、ヤンキースの四番を打ったなら、十分偉大なことで人に真似出来るポジションではありませんから、それだけでも人も羨む十分な高みと言えましょう。でも、松井氏ですらそうなのですから、自分の志を高く置いておくのは非常に難しいことなのでしょう。
逆に申せば、今の自分は後から見て志が低かったと思うくらいであれば、今この瞬間を頑張れるのでしょうか。
これも難しい所です。人や休みたい、ゆっくりしたい、遊びたい気持ちも一杯ありますし、能力以上に頑張ると疲れてしまう所もあります。逆に限界を設けずに努力を続けると、限界は突破できていくときもあります。その見究め、志を高めること、そして、楽しみながら自己管理していくことは誰にも通じる問題なのではないでしょうか。
セラピーにせよ、オカリナにせよ、語学にせよ、もっとやれるんじゃないかなぁと思う所もあるので、志のギアを一つくらいはあげてみても良いのかなと思いました。