844.母健連絡カード
2023.06.06
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
最近、知り合いの後輩からおめでたのニュースを立て続けに聞いています。
妊娠すると母健連絡カードの利用が推奨されています。これは正式には母性健康管理指導事項連絡カード、というもので、法に基づいています。詳しくは男女雇用機会均等法第13条に規定されています。
①女性が、健康診査等を受診し
②医師から通勤緩和などの指導を受けた場合に、医師等に母健連絡カードに必要な事項を記入してもらい
③女性従業員は母健連絡カードの「指導事項を守るための措置申請書」欄に必要事項を記入した上で、事業主に提出し、必要な措置を申し出ます。
そして、女性従業員から母健連絡カードが提出された場合、事業主は母健連絡カードの記載内容に応じて男女雇用機会均等法13条に基づく、適切な措置を講じる義務があると言うことです。
具体的には
1)時間外、休日労働、深夜業の制限
2)変形労働時間制の適用制限
3)軽易業務転換
4)危険有害業務の就業制限
などがあります。
女性もこのような知識は得ておいた方が良いと思われますし、男性もぜひこれらについて学びを深め、良きパートナーとなってくれたらと思います。