798.お金の信用
2023.04.21
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
金の切れ目が縁の切れ目、なんて申しますが、他人であっても家族であっても同じようです。
特に夫婦は、他人が縁あって結ばれている組合せですので、生活費を入れないとか、共用のお金を勝手に使ってしまうようなことをすると、配偶者からの信用を著しく損ないます。当院でも、この手の相談は結構ありまして、個別の詳細は守秘の関係で申し上げられないものの、上記のような、お金の不足や使い込みでトラブルになっている夫婦問題を良く耳に致します。
一事が万事ということで、お金のルーズさや厳密さの温度差は、なかなか埋まらないことが多いです。悪かったと思う方が十分反省してくれれば、婚姻を継続出来る可能性が残りますが、繰り返している所は、今後も同様のことが起こると予測しておいた方が良いでしょう。
それに関しては、離婚までするのかどうかは、配偶者間に子供がいるかどうかとか、子供の年齢や理解、自立度がどの程度かなどによって、辛抱して婚姻の形を残す努力をされる方もおられれば、精算して離別される方もおられます。
関係修復もしくは離婚については、誰かから言われたからではなく自分の責任で決定する必要があります。
出来るだけ、婚姻が決定する前に、交際期間に金銭感覚や価値観については、相違がないか確認をして、話し合ったり歩み寄ったり出来ることはそうしておくことと、出来る限りお金には誠実な態度で配偶者と向かい合うことが必要ではないかと思っています。