676.千思万考
2022.12.12
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
国民的スーパースターになったと言って良いであろう、将棋の藤井聡太竜王。先日は最高位である竜王位の初防衛に成功しました。第5局が福津市、第6局が指宿市と、九州で戦われていました。
防衛後一夜明けて色紙をひっさげ、そこに書いてあったのが千思万考。
恥ずかしながら、この四字熟語は存じませんでした。
書いた字の通り、とてもよく考えることですね。記録ではなく将棋の真理をひたすら追究する藤井竜王らしい言葉です。
セラピーの世界では、当意即妙にその場で共感したり助言したりすることも重要なので、持ち時間の範囲で、1時間も2時間も考慮が許される将棋とは異なるため、ご相談内容の一言一言に千思万考することは出来ないのですが、難しいケースは、心理士や看護師とともにカンファレンスを開いて対応を考えることもあります。千思万考には至りませんが、私共も、自分たちなりに各職種の専門性を持ち寄り合って、より良い診療になるよう心がけています。