668.ご先祖様の数
2022.12.04
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
離別や死別でいなくなったとしても、子が生まれるには父と母がいるはずです。最近のバイオテクノロジーでは、男性の血液から卵子も作るという話もあるので、そこまで言われると難しくなりますが、日常生活を送りながら生殖によって子がなされる場合は、生物学的な父親と母親を想定して良いでしょう。
自分に、父親と母親ががおり、その父親・母親にも自身の父親と母親がいますから。n世代前には2のn乗人の両親がいることになります。10世代前には2の10乗すなわち1024人のご先祖様がいます。簡単のために1000として、20世代前は1000×1000で100万人のご先祖様がいることになります。10世代は300年くらい前でしょうから、20世代だと5~600年前になるでしょうか。武士の世の頃まで遡れば、沢山のご先祖様が居たことになりますね。1000年前には10億人のご先祖様がいたわけで、当時の人口を超えているので、どこかで遠戚の交配がされているのでしょう。
そして、どのカップルからも次の世代が生まれてつながれてきた訳で、その奇跡の集合体が自分になるわけです。
これって、すごくないですか(飯島八段風)。
もっとたどれば、海水と雷、火山の中から有機体が集合し、生物となっていき、それが進化を遂げて人類となり、自分がいるわけです。
いずれにしても自分が生まれ生きていることは大きな奇跡の賜物です。
嫌なことがあったり、辛いことがあった時、損なことも少し思い起こして頂ければと思います。