586.受験生の親に出来ること
2022.09.12
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
受験生が家に居ると、心配だったり不安だったりして、親も子も落ち着きません。
自主的に勉強して順調に成績の良い子であれば良いかもしれませんが、結果が出るまでは何があるか分かりません。
ましてや、勉強が嫌いだったり躓いてしまったり、ストレスを上手く消化できなかったりすると、それが家族の中の軋轢を生んだりして、難しいものです。
心配で仕方がありませんが親の出来ることは実はとても限られています。
1つは衣食住を満たすことです。
安心して眠れる環境。美味しく、十分な量の食事、清潔な住まいや衣服。これらの提供は受験に限らず親の義務でもあり責任でもあります。
2つめは学費を出すこと。
3つめは夫婦喧嘩等の諍いを起こさないこと。本人を責めるのも良くありません。
この3つです。もっと簡略化して、ご飯食べさせて、学費を出して、仲良く過ごしておくこと、などともお伝えしています。
ご自身の苦労話や武勇伝、求められてもいないのに助言をするのも不要なことだと思います。
忘れ物の多い発達特性のあるお子さんの場合は、本人から求めがあればその辺は整理整頓を助けても良いですが、少しずつ自己管理を自分で覚えてもらうことも必要です。案配が分からない場合は心理検査などをして評価しますのでご相談頂ければと思います。
結局、出来ることは当たり前のことしかないので、それを一日一日、コツコツとやっていくと言うことに尽きるのだと思います。