539.相手の自由
2022.07.27
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
人間関係を作ってきたはずなのに、あの人とは信頼関係で結ばれているはずなのに、実は陰口を叩かれていたとか、裏では嫌われていた等が分かると結構落ち込みますね。
「018稿:のにのに病」、の稿でも似たようなことを書いた様に思います。
しかし、見返りを求めてではありませんが、期待していた見返りが自分が注いだ労力と対等なものであると期待し、見返りが期待値以下だった時にがっかりすることもあるようです。
ところでこれらの落ち込みから解放されるには、どのように考えたら良いのでしょうか。
一つご提案申し上げたいのは、「相手の自由を認める」ということです。
ありがとうと感謝を返すのも、お中元を贈って寄越すのも、「あ、そう」と反応するのも、「そんなことしてほしくなかった」と怒るのも、相手の自由なわけです。
こちらが何かして頂きたいと依頼したり、何かした方が良いと助言したとしても、受け入れるかも自由ですし、反応するのもしないのも自由。受け入れたとしても実行するタイミングが、何らかの事情があって、ご本人的に「今じゃない」のかもしれません。
という風に、相手がどう反応するか、話しがどこに着地をするかなどなどは、相手の自由というわけです。
相手の自由をしっかり認め、自分も相手に自由に振る舞えてこそ大人の関係と言えるのではないでしょうか。
「・・・のに」等のお考えが頭をよぎりがちな方、「相手の自由」を認めていくという視点でご覧になって頂いてはいかがでしょうか。