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521.好きの反対は

2022.07.09

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。

 好きの反対って、何でしょう?
 国語の反意語の問題であれば、嫌い、が正解になるのですが、心のあり方としては本当にそうでしょうか?

 八つ裂きにしたいほど憎いんです!
 と言う時に、好きなのと同じくらいその対象の人が頭を占領しているものです。好きと嫌いが反転しているだけで、心の温度は同じようなものです。

 温度が温かいから冷めている、に変わるとすると、好き、の反対は、無関心、と言うことになります。

 配偶者や子供に怒ってしまう時、それは、より良くして欲しいという願いとともに関心があるからで、関心がない相手であれば静かに距離を取ることになります。怒ってしまう時も、関心があるから、と言うことになります。

 関心があるのは良いことで、怒りをぶつけるのは非効果的ですから、関心があるという良い部分を活かしながら、関わり方を効果的にしていくことになります。それは相手にもよりけりで、相手が理解力のある大人であれば話し合うことになりますし、子供であれば伝え方に工夫をします。

 自分の心が乱れる時、好きだからか、嫌いだからか、無関心なのか、色々見つめ直した上で、効果的なコーピングを探すと良いかもしれません。

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