304.自律訓練法のメリット
2021.12.05
304.自律訓練法のメリット
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。素敵なスタッフが加わり、ますます元気に営業しております。
当院ではリラクゼーションや過敏性腸症候群(IBS)治療の目的で、自律訓練法(AT)を指導しています。
IBSの方にはATは割と効果的だと思っています。
IBSに催眠、自己催眠が有効なことはマンチェスターのWhorwellらが多数の論文を出しています。ATは自己催眠の一種なので安全な上、効果的と考えています。
6つの公式による所は、成書をご参照頂いたら良いとは思います。
3-3-9度方式と言いまして、朝3回、昼3回、夜3回練習すると効果的なようです。
もう1つ良い所は、単純椅子姿勢と言って、手はお膝(太ももの上)で練習できることです。この姿勢でいれば、電車の中でもバスの中でも変な人と思われることはまずありません。乗り物に乗ると排便が気になってしまう、という方も、乗車中ずっと自律訓練法をしていれば、目的地まで着いてしまうこともあるかもしれません。
自律訓練法は、反応は人それぞれではあるものの、反応できる人には非常に効果的なことがあります。
気になる方は一度ご相談頂ければと思います。