296.リフレクティング
2021.11.27
296.リフレクティング
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
先日は研究会でリフレクティングについて学んできました。
一言で言うと会話に対する会話、と言うことのようです。
元々はミラノ派の家族療法から始まったようで、セラピストが家族療法をしていて、専門家がマジックミラーの向こうで議論した内容を伝えて助言するが上手くいかない、と言う時に当事者家族にもその議論を聞いてもらって・・・。という始まりだったようです。
そんなことにどれほど意味があるのだろう?
と最初思ったのですが実際に体験してみると、参加はしているが発言せずに聞く、というのが何だかのぞき見のような感じもあり、それはそれで別の集中が働いたり連想も豊かになります。また、グループを半分ずつリフレクティングのグループに分けると、人数が半減した分発言機会が増えますし、黙って聞いていた分後から連想したことを濃厚になった状態で発言し合えるなど、いろんなメリットがあるように思いました。
実際に臨床ではどう使うのかなぁとは思いますが、この方法は有効なようで現在では刑務所などでも全国敵意取り入れられ、受刑者の方の更生に役立っているとも聞きます。
素晴らしい技法を教えてくれた仲間に感謝したいと思います。