224.笑顔の功罪
2021.09.18
224.笑顔の功罪
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
笑顔がとても素敵な方もたくさん受診して下さいます。
最近多いのが、笑顔は素敵なのに適応障害になってしまうケースです。
私が若手の頃は、過剰適応と申しまして、つらいのに作り笑顔をする人達を楽にして差し上げる治療を教えて頂いたものです。無理しているのに気づいて頂くのも大切なことです。
他方、笑顔が素敵すぎて、まだキャパシティがありそうとか、しんどくて仕事しているのに笑顔を見て、気楽にやっているね、と上司や同僚に誤解され、更に負担が増えている等というケースもあるようです。
やっぱり無理、という時は社会性とともに周囲に負担軽減を相談されるのも大切かもしれません。
笑顔の功罪も色々あるのだなぁと思うこの頃です。
みなさまも、笑顔の効能を見直してみて頂いてはいかがでしょう。