1320.合理的配慮
2024.09.20
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
心療内科で拝見する病気には、有名なところで、過敏性腸症候群(IBS)などがあります。これは緊張するとおなかが痛くなったり下痢をしたり、排ガスしたくなるなどの症状でお困りの病気です。
令和の時代となり、車椅子や視聴覚障害への対応などが当然視されてくる中で、これらの病気に関する合理的配慮も認められるようになってきているようです。尤も、対応する側の現場の負担は増えているのかもしれませんが・・・。
そろそろ共通テストの願書を提出していくような時期かとは思いますが、トイレが近いために出入り口付近を希望されたり、少人数受験を希望されたり、最前列または最後列を希望されたりと合理的配慮を求める声があります。最前列を求める方は視野に他の受験生が入り込むと緊張するという訴えで、最後列を希望される方は、前の方で後ろからの視線を感じる時になるという感覚のようです。
近隣でもなかなか中高生を診療しているメンタルヘルスクリニックがないようでして、当院ではこれらの合理的配慮を求める診断書の作成にご協力をさせて頂き、過去にも実績があります。症状を客観的に評価した上で、必要な書類に記載が可能ですので適宜ご相談頂ければと思います。