1218.自分の人気
2024.06.10
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
芸能人やアーティストでもない限り、自分に人気があると思っている人はいないのかもしれません。
正義感の強い人ですと、歩きたばこや逆走する自家用車や自転車に注意を与える方もあるようです。
もちろん、世の中を良くするためには、目に余る行為は注意喚起することも必要ですし、見て見ぬふりは黙認したことになるので良くないという考え方も正しいとは思います。他方で、目に余る行為をした人に注意する場合、自分とその人の関係、もっと言えばそれまで関係なかった人にわざわざ関与しに行くという時間と労力を考えることも大事かもしれません。
また、注意喚起は、敵愾心を刺激しますし、間違ったことをする人ほど、逆ギレという形で、注意の仕方が悪いとか、おまえは警察官じゃないだろうとか、ヘイトを向けて来やすい傾向があるように思います。つまり、正義感はヘイトを買いやすいと言うことになるでしょうか。
ヘイト管理に無頓着ですと、正しい行いをすればそれで良いのだ、ということに帰着しがちですが、恨まれた場合、自分の車や勤務先を知られるかもしれませんし、家族に害が及ぶリスクもあるかもしれません。そういう意味で、小悪党のヘイトを買うかどうかという観点からは自分の人気・ヘイトをどう管理しているのかという意識付けも重要かもしれません。
良くない行為にイライラした時は、関与する労力や持ち時間を考慮するのはもちろん、自分の人気やヘイトを管理するという観点もお持ちになってみてはいかがでしょう。