1215.人のせいにしない
2024.06.07
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
家族の愚痴を聞かされる、世話を焼かざるを得ない、云々のご相談というのも頂いています。
この手の話は堂々巡りになることが多い印象で、予診のスタッフが家族歴や既往歴を聞こうにも、堂々巡りで十分情報収集が出来なくなってしまうこともあります。
さて、愚痴を聞かされる、世話を焼かせられる、というのは果たして本当にそうでしょうか。
聞いてよ、とか、世話を焼いてよ、と依頼をしてきた人間がいたとして、OKしたのはご本人様だったのではないでしょうか。
一度、ご自分でOKの決断をしたのであれば、時間やキャパシティの許す限りは対応し、キャパシティを超えたら打ち切る、というものであり、キャパシティを超えそうな時、超えてきた時に、謝絶できなかったとしても継続したのは自分の決断でもあるはずです。
ですので、この手のご相談は、そうは仰ってもご自分がOKの決断を下したんですよね?
というところで、人のせいにせず自分の責任で決めて頂くようにすると、大体解決して頂けるようです。
相手からの依頼や圧力があったとしても、自分がどこで責任を持って判断したのか、一度見直して頂くと良いかもしれません。
個別の対応の難しさに関しては、また診察室で伺わせて頂ければ、ご一緒に考えさせて頂きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。